アダルトチルドレン

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言い知れぬ生きづらさの原因。
それは多くの人が抱えている特徴によるものかもしれません。

もう孤独に苦しまなくてよいということ、
そして生きづらさを手放す方法を見つけたいあなたへ。

Contents ---
  1. アダルトチルドレンという言葉
  2. アダルトチルドレンの特徴
  3. 生きづらさが消えない原因と対処法
  4. 回復に向けて

アダルトチルドレンという言葉

日本では1995年頃から注目されるようになりました。
機能不全家族で育った人、親との間にトラウマや抑圧があった人、
様々な問題を抱える家庭の中で一所懸命生き延びて大人になった人を指します。

幼少期に負った傷や、愛を受け取れなかった事実を抱え、
生きづらさを抱えているあなたにもあてはまるでしょうか。

アダルトチルドレンの特徴

  • 厳しい自己批判
  • 私にはできない、私が悪い、私はダメだという認識 
  • 完璧にやらないと認めてもらえないという焦燥感=完璧に出来ない無力感 
  • 否定や拒絶に対する強い不安感=白黒はっきりつけたがる 
  • 他人を頼れない=人に迷惑を掛けているという恐れ 
  • 自分ひとりでは決断できない=何が正しいかわからない、臨機応変ができない 
  • 存在意義が希薄に感じる=強い孤独感
  • 他人を過剰に恐れて思うままに振る舞えない
  • 面倒をみたい、尽くしたい、自己犠牲
  • 恋人に見捨てられるかも知れないと思い込み試す行動をする
  • 過去への後悔や憤りにとらわれている
  • 生きることに希望がもてない
  • 楽しんだり幸福になることに罪悪感がある
  • 親からの執着に耐えている、若しくは親に執着している
  • 親を恨んでいる、若しくは恨んだり嫌ったりしてはいけないと罪悪感がある

あなたの生きづらさの理由になっている項目はありましたか?

アダルトチルドレンは定義上病気ではなく、
医師の診断によって名付けられるものではありません。

ただし「自分はアダルトチルドレンである」「私の苦悩は家庭環境に起因する」と自覚することは、
回復=生きづらさを手放すことへの大切な第一歩です。
  • 私が劣っているから悪い
  • 私が非力だからだめだ
  • 産まれ持った性質だからどうにもならない
といった自己否定から解放され、原因は私の他にあったこと知り、
新しい生き方を選び取るきっかけになるはずです。

生きづらさを手放せない理由

自分の生きづらさの要因が親にあったと気付くことで
親への怒りや憎しみが再燃するかもしれません。

私たちは今まで散々、親に悩まされ、家庭の中でつらい思いをしてきました。
健気に耐えてきた私たちが大人になった今も苦しみ続けているのは理不尽なことです。

その理不尽を選ばされている。
であれば、別の選択も出来るはずです。

怒りは最も強い感情です。
あなたの大切なエネルギーを、怒りや恨みに消費してしまわず
自分の内側を温めることに使いましょう。

>>瞑想の効果と方法
>>怒りと恨みの解消法

若しくは、以下のような思いにとらわれ、
自分がアダルトチルドレンであることを認めたくないということがあるかもしれません。

  • 親は敬わなくてはならない
  • 私は母を苦しめているから救わなければならない
  • 私だけ幸せになってはいけない
  • 親は私のために苦労したのだから文句を言ってはいけない
  • もう大人なのだから親のせいにするのは恥ずかしい
  • 私が親よりも優れているはずがない
  • 悪いのは私であって決して親のせいではない
  • お父さんは立派なひとで、お母さんは優しいひとで、私は劣っている
  • 親の言葉に傷つくのは私が弱いからだ

こどもを愛せない親はいます。しかし、親を愛さずに産まれてくるこどもはいません。
私たちはかつてまったく無力だったとき、親を頼らずには生きられませんでした。
親からの無条件の愛や世話がなければとても生きられなかったので
それが与えられないものであったと知ることはつらいことです。

この場合大切なことは、何がどう転ぼうと、
あなたが世界に愛されていないはずはないということを知ることです。

つまり私たちは苦しむために産まれてきたのではなく、
経験するために生きていること。
その経験はあなたが選択できるという自由を知ること。

崩された土台を修復し、まだ見たことのない
まったく新しい生き方にこれから出会えるのだと
その可能性に気付くことです。

アダルトチルドレンからの回復に向けて

無力で幼い、ただ耐えるばかりの日々を私たちは生き抜きました。
いよいよ私の人生を取り戻すときです。

アダルトチルドレンは過去に縛られて生きています。
過去に押し付けられた思い込みが、今の私の生き方や人間関係に影響しています。

そのことに気付いたからには、手放すことが可能だということです。

他人を変えることはできません。
親に向かって罵詈雑言を放っても、虚しさこそあれど、癒されることはないでしょう。

親をゆるす必要はありません。
それは痛みに耐えたあなたを無視することになるからです。

けれど恨み続ける必要もありません。
これからのあなたを尊重する方がずっと大切だからです。

私たちに出来ることは、過去に縛られる生き方をやめると覚悟すること。
そして新しい行動パターンや思考、習慣を手に入れて、私の人生を生きることです。

他者に抑圧される人生を手放し
幸せに生きることです。

幸せとは、自分で納得して生きていること。
自分の選択を信頼していることです。

過去、学習したつらい感情を解放し、身体の反応を変えるボディワーク
エモーションフリーがそれを可能にします。

POINT 自分がアダルトチルドレンであると認めることで…
①自分が生きづらいと感じていることを認めて肯定してあげられる
②生きづらさは自分が悪いからではない=頑張って生き抜いた敢闘賞と知る
③自分の特徴や考え方のパターンを再学習して変わることができるという希望を得る


糸永愛プロフィール
(一社)行動変容協会認定
エモーションフリーセラピスト

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